2012年に設立された Moneytree 社は、通常複数の異なるシステムに保存される財務データや情報を、すべて一箇所に集める日本のフィンテック・プラットフォームです。

Moneytree 社は、消費者や中小企業が、いつでもどこでも入力できる安全なプラットフォームで、クレジットカード、デジタルマネー、マイレージ、ポイント、銀行口座にシームレスにアクセスできるように支援します。

当初、スタートアップ時代は非常に混沌としていました。Moneytree 社には、製品を押し進めるための確固たるワークフローやプロセスがありませんでした。他の多くの起業家と同じように、彼らはその時々に必要な仕事をこなしていたのがやっとだったのです。

「A地点からB地点に到達したものが、必ずしもC地点に到達できるとは限らないといった具合に、私たちは常にソフトウェア、プロセス、人材を見直していました」と、CEO で共同創業者のポール・チャップマン氏は言います。

従業員数が25人に達したとき、Moneytree 社は、規模を拡大するには仕事のやり方を変える必要があることに気づきました。

社内の各チームは、Pivotal Tracker や Trello など、さまざまなプロセス追跡ツールを試し始めたものの、どれも長続きするものではありませんでした。これらのツールは、その日の問題を解決できる次善の策と差し替えられることが多かったのです。そして、この繰り返しをしばらく続けていました。

当時、Moneytree 社は、彼らの差し迫ったニーズの多くに長期的に適応できる、単一の強力なソリューションが本当に必要だったということに思い至らなかったのです。

なぜ monday.com なのか？

数年前、デザイナーのひとりがネットで monday.com の広告を見つけ、プロダクト、デザイン、エンジニアリングのチーム間で簡単に情報を共有し、進捗を確認できるこのプラットフォームを試してみることにしたのです。

このプラットフォームは、製品チームにとって非常に有益であったため、その噂はすぐに社内に広まり、ポールも早速このツールを他のプロセスで試してみることにしました。

「CTO と共同創業者が私のところに来て、こんな風に説明してくれました。『今は Excel でやっているけど本当はやめたほうがいいこと、例えばリストの管理も monday.com でやったほうがいいし、同じ場所で会話やファイル共有もできるという利点もある』という感じです。」

ポールは、その後すぐに monday.com を他のチームのニーズにも適応させました。それ以来、100人以上の従業員を抱える会社全体の主要なワークハブとなっています。