
Excel(エクセル)で顧客管理をする方法は?作り方を詳しく解説
顧客情報をきちんと整理できていないと、営業活動や日々の業務に思わぬロスが生まれてしまうことがあります。 「名刺交換はしたけれど、その後のやり取りが追えていない」 「Excelに入力したはずなのに、どのファイルに保存したかわからない」 そんな経験はありませんか? 顧客情報は、取引先との関係を深め、ビジネスを継続的に成長させるための大切な資産です。特に中小企業や営業担当者にとっては、限られた人員や時間の中で、効率的に顧客と向き合うことが欠かせません。 そこで多くの方が選ぶのが、普段から使い慣れているExcel(エクセル)です。身近なツールだからこそ、手軽に顧客管理を始められるのが大きなメリットと言えるでしょう。 本記事では、Excelを使った顧客管理の基本や作り方に加え、「もっと効率的に管理するにはどうすれば良いか?」という次のステップまで、わかりやすく解説していきます。 今すぐmonday CRMを試してみる(14日間無料) 顧客管理とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。作り方をご紹介する前に、まずは顧客管理の概要を解説します。 そもそも顧客管理とは? 顧客管理とは、「顧客との関係を維持・強化するために、必要な情報を整理・活用する業務」のことです。例えば、以下のような情報を記録しておくことを指します。 顧客名、会社名 連絡先(電話番号、メールアドレス) 過去の購入履歴や契約内容 来店や問い合わせの履歴、対応内容のメモ 商談やアフターフォローの状況 こうした情報を整理しておけば、営業担当者は「この顧客に前回どんな提案をしたか」「次回はどんなアプローチが有効か」といった判断をすぐに行うことができます。結果として、営業効率のアップ、リピーター獲得、カスタマーサポートの質向上といった効果を期待できます。 また、営業現場だけでなく、サポートや事務担当にとっても顧客管理は欠かせません。問い合わせ対応の履歴や購入状況を一つの場所にまとめておけば、誰が対応しても同じ水準のサービスを提供でき、社内の引き継ぎもスムーズになります。 Excel(エクセル)で顧客管理するメリット 顧客管理を始める際、多くの企業や担当者が「まずはExcelから」と考えるのには、いくつかの理由があります。 ・初期コストが不要:Excelは、すでに社内で利用しているケースが多いため、顧客管理でもそのまま使用すれば、新しくソフトを購入する必要がなく、追加コストゼロで運用を開始できます。 ・自由にカスタマイズできる:顧客管理に必要な項目は、業種や業務内容によって異なります。Excelなら、必要なカラムを自由に追加したり、計算式を組み込んで売上集計やランキングを出すことも可能です。 ・操作の心理的ハードルが低い:新しいツールを導入すると、どうしても「使い方を覚える負担」が生じます。その点、Excelは多くの社員がすでに使い慣れているため、導入教育に時間をかけずに済みます。 ・テンプレートを活用すれば導入がスムーズ:インターネット上では、Excelで使える無料のテンプレートが数多く公開されています。社内用に少し調整するだけで、すぐに運用を始められるのも、Excelのメリットです。 このようにExcelは、すぐに、安く、自社に合わせて顧客管理をスタートできる、便利な選択肢です。初めて顧客管理に取り組む企業や、小規模なチームにとっては、顧客管理の最初の一歩として十分な役割を果たしてくれるでしょう。 ここからは、実際にExcelを使って顧客管理表を作成する方法を解説します。 「何から手をつければ良いのかわからない」という方でも、基本のステップに沿って進めていけば、使いやすい管理表を作ることができます。 1. 管理項目(顧客情報項目)を設定する 最初にやるべきことは、どのような情報を管理するかを決めることです。闇雲に項目を増やしてしまうと、入力に手間のかかるシートになり、いずれ更新されなくなってしまいます。そのため、目的に合わせて必要な項目を絞り込むことが大切です。 基本的な顧客管理表なら、以下のような情報を入れておくと便利です。 氏名/会社名 電話番号/メールアドレス 住所(BtoCの場合は自宅住所、BtoBの場合は会社所在地) 取引開始日・購入履歴 対応履歴(問い合わせ内容や商談の記録) 項目を決める際には、BtoB(法人取引)とBtoC(個人取引)では必要な情報が異なる点にも注意しましょう。法人向けなら「担当部署」「役職」「決裁権の有無」など、個人向けなら「誕生日」「来店回数」「趣味・嗜好」といった項目を入れておくと便利です。 項目を決める際は自社の目的に合わせ、バランスを意識して決めましょう。 2. 顧客データを入力・更新する 管理項目を決めたら、次はデータを入力していきます。基本は「1行=1顧客」という形式で、横に各顧客の情報を並べていけば、誰が見てもわかりやすい表になります。 ただし、入力して終わりではありません。 顧客情報は、新しい問い合わせがあったり、部署や担当者が変わるなど、日々変化します。定期的に更新して常に最新の状態を保つことが、信頼関係の維持にも繋がります。 入力時の工夫としては、Excelの「入力規則」機能が便利です。ドロップダウンで担当者を選べるようにしたり、日付を統一したフォーマットで入れるようにしておけば、入力ミスを防ぐことができます。こうした工夫をしておくと、その後のデータ分析や顧客情報の検索もスムーズに行うことができます。 3. テーブル化・集計分析を行う 顧客データがある程度たまってくると、一覧表のままでは見づらくなります。そこで役立つのがExcelの「テーブル機能」です。 テーブル化すると、行ごとに色分けされて見やすくなり、列幅も自動調整されます。さらに、入力したデータが追加されてもテーブル全体に自動で反映されるため、フォーマットを崩さずに管理を続けられるのもメリットです。 テーブル機能を活用することで、その後の集計や分析もスムーズに進められます。 実際にExcelでの顧客管理を続けるうえでは、「入力のしやすさ」や「必要な情報へのアクセスの速さ」も大切です。Excelには、ちょっとした工夫で作業を効率化できる便利機能が用意されています。 ここでは、特に顧客管理で役立つ代表的な機能を取り上げて紹介します。 【フォーム】データ入力簡略化 顧客情報の入力には、どうしても手間がかかりがちです。特に項目が多いと、横にスクロールしながら入力するのはなかなか大変です。 そんなときに便利なのが、フォーム機能です。これは、1件の顧客データを「カード形式」で入力できるようにする仕組みです。イメージとしては、入力専用の画面がポップアップで表示され、そこに必要項目を入力していく形です。 この方法なら、氏名・会社名・電話番号・購入履歴と、項目が多くてもスクロール不要で、迷わずスムーズに作業が進みます。また、入力漏れや誤入力も防ぎやすくなるため、データ品質を一定に保つのにも効果的です。 「入力担当者が複数いる」「情報の抜け漏れを減らしたい」といった場面で、ぜひ活用してみてください。 【フィルター】顧客の絞り込み 顧客リストが数件しかないうちは問題ありませんが、100件、200件とデータが増えてくると「欲しい情報がすぐにみつからない」という課題が出てきます。 そんなとき、フィルター機能を使えば、以下のように必要なデータだけを一瞬で抽出できます。 東京都に所在する顧客 最終来店日が3か月以内の顧客 担当者ごとの顧客 こうした条件を設定するだけで、次にアプローチすべき相手を簡単にリストアップできます。営業の優先順位を決めたり、キャンペーン対象者を選んだりする際に、非常に役立つ機能だと言えるでしょう。 【重複チェック】データの二重登録を防止 顧客管理を続けていると、意外と多いのが「同じ人の情報を2回入力してしまう」というケースです。例えば、メールアドレスは同じなのに、名前の表記ゆれで別人として登録されてしまうことがあります。 こうした重複データは、後で分析するときに誤差を生んだり、営業活動の二重アプローチに繋がってしまいます。 そこで役立つのが、重複チェック機能です。Excelには「条件付き書式」や「重複の削除」といった便利な機能があり、同じメールアドレスや氏名が入力された行を自動で色付き表示してくれます。 重複チェック機能を設定しておけば、データの整合性を保ちやすくなり、顧客リスト全体の信頼性が高まります。 【ピボットテーブル】データ集計で傾向を分析 単に顧客管理表を作るだけでは、情報を活用しきれません。顧客管理表に本当に価値が出るのは、データから傾向を読み取り、次のアクションに繋げられたときです。 ピボットテーブルという集計機能で、データを自由に組み合わせて分析を行いましょう。 例えば、以下のような集計が可能です。 顧客の購買金額を集計し、売上推移を確認 来店頻度の高い顧客を抽出し、ロイヤル顧客を特定 エリア別の顧客数を集計し、営業リソースを最適化 こういったデータを活用することで、「どの顧客層に注力すべきか」「キャンペーンはどこに打つべきか」といった的確な戦略立案を行うことができます。 【マクロ】定型作業を自動化 顧客管理を続けていると、「毎月の集計」「定期的なレポート作成」といった定型作業が発生します。手作業で毎回同じ操作を繰り返していると、時間がかかるだけでなく、ヒューマンエラーの原因にもなりかねません。 そこで便利なのが、マクロ機能です。Excelの操作手順を記録しておけば、ボタン一つで同じ処理を自動実行できます。例えば、「今月分の売上データを集計し、グラフ付きのレポートを出力する」といった作業を、数秒で終わらせることも可能です。 もちろん、マクロ機能を本格的に活用するには、多少の知識が必要です。しかし、一度設定してしまえば、業務効率は大きく向上します。 定型作業の時間を減らし、より付加価値の高い顧客対応や戦略立案に時間を割けるようになるでしょう。 ここまで見てきたように、Excelでの顧客管理には、すぐに始められ、コストがかからないといったメリットがあります。 ただし、便利な反面、使い続けるうちに不便さや限界を感じることも少なくありません。特に顧客データが増え、管理の対象が広がっていくと、手作業中心の仕組みでは負担が大きくなりがちです。 ここでは、Excelで顧客管理を行う際に注意すべき代表的なデメリットを整理していきます。 手作業が多く属人的になりがち Excelによる顧客管理でまず課題になるのが、作業の多くが手入力や手修正に依存してしまう点です。 顧客情報の追加や更新、入力ミスのチェックなど、一部はどうしても人の手で行う必要があります。そのため、作業する人の習慣やスキルに結果が左右されやすく、ミスが起こるリスクも高くなります。 さらに、運用が属人的になりやすいのも問題です。例えば、「この列にはこういうルールで入力する」「この色は特別な顧客を表す」など、担当者だけがわかる暗黙のルールが積み重なっていくことがあります。 このような状況だと、担当者が異動や退職で入れ替わったときに、スムーズに引き継ぎできないというケースも珍しくありません。 データが増えるとファイル破損のリスクも Excelは便利なツールですが、もともと「大量データを扱うデータベース」として設計されているわけではありません。数千件程度では問題なく扱えますが、数万件〜数十万件を超える規模のデータと複雑な数式を併用した場合、ファイルが重くなって開くのに時間がかかったり、操作中にフリーズしたりすることがあります。 さらに怖いのは、万が一のファイル破損や誤操作による消失です。誤って上書き保存してしまったり、誰かが一部を削除してしまったりすると、元に戻せないケースもあります。バックアップをこまめに取っていれば被害を抑えられますが、実際の現場では、そこまで徹底できないことも多いのではないでしょうか。 「今まで積み上げてきた顧客情報が一瞬で消えてしまう」 これはExcelで管理する以上、常に付きまとうリスクと言えるでしょう。 複数ファイルに分散することがある もう一つよくある問題が、顧客情報が複数のファイルに分散してしまうことです。担当者ごとにExcelファイルを持ち、それぞれで管理していると、会社全体として「どのファイルが最新なのか」がわからなくなります。 例えば、営業部のAさんは「顧客管理_最新版.xlsx」を更新しているつもりでも、Bさんは「顧客管理(修正版).xlsx」に追記していると、いった状況は珍しくありません。その結果、同じ顧客が二重に登録されたり、最新の情報が反映されなかったりしてしまいます。 特に共有フォルダやメールでやり取りをしている場合、「最新版はどれか」という問題はよく起こります。顧客管理を一元化したいのに、情報が分断されてしまうのは、大きなデメリットです。 そこでおすすめしたいのが、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理システム)です。CRMは単なる顧客管理表ではなく、顧客との関係を深め、長期的な売上に繋げるために設計されたツールです。 代表的な特徴としては、以下のような点が挙げられます。 顧客とのやり取りの履歴を一元管理できる 顧客ごとの売上や案件の進捗をリアルタイムで把握できる 自動リマインダーや通知で対応漏れを防げる 分析レポートをワンクリックで作成でき、戦略立案に役立つ CRMを使えば、先ほど挙げたようなExcelのデメリットを払拭することが可能です。 特に営業活動が活発なチームにとっては、CRMの導入が、売上の見える化やチームの連携強化に直結します。Excelでの管理に課題を感じ始めたら、次のステップとしてCRMを検討するのが、自然な流れだと言えるでしょう。 「Excelでは限界を感じてきたけれど、いきなり難しいシステムに乗り換えるのは不安」 そんな方におすすめしたいのが、monday CRMです。営業チームのために作られたクラウド型の顧客管理システムで、柔軟さと使いやすさを両立しています。 見た目はExcelに近い表形式をベースにしながら、商談進捗の可視化、顧客とのやり取り履歴の管理、自動通知など、Excelではどうしてもカバーしきれなかった部分を補ってくれます。 しかも、ノーコードでカスタマイズできるので、自社の営業フローに合わせてワークフローの構築を行えるほか、項目や画面レイアウトを簡単に変えられるのも安心です。 ここからは、monday CRMを活用する上で、特に役立つポイントを4つご紹介します。 今すぐmonday CRMを試してみる(14日間無料) カスタマイズ可能なダッシュボードで可視性アップ 営業状況を共有するとき、「数字ばかりのExcel表だとイメージがつかみにくい」と感じたことはありませんか? monday CRMでは、案件数や進捗をグラフやチャートでダッシュボードにまとめられます。例えば、下記のようなシーンで活用できます。 担当者ごとの商談進捗を棒グラフで表示 ステージ別の案件数を円グラフで表示 直近の対応状況や売上予測をリアルタイムで確認 さらに、表示内容やウィジェットも、自由にカスタマイズ可能です。自社の営業フローに合わせて「どの情報を強調するか」を調整できるので、必要なデータをすぐに確認できます。 視覚化された情報を共有することで、チーム全体でも状況を把握しやすくなり、会議や日々の判断のスピード向上にも繋がります。 Excelからの移行もスムーズ 「今までExcelで管理してきた顧客データをどうすれば良いのか」という心配も不要です。monday CRMは、既存のExcelファイルをCSVなどの形式で簡単にインポートできます。 システムが項目を自動的に認識してくれるため、初期設定の手間はほとんどありません。今ある顧客管理表をそのままベースに移行できるので、Excelからスムーズにステップアップできます。 手間のかかる作業は自動化 monday CRMの大きな魅力の一つが、ノーコードで業務を自動化できることです。クリック操作だけでルールを設定できるため、プログラミングの知識も不要です。 例えば、以下のような自動化が可能です。 「3日後に返信がなければアラートを表示」 「ステータスが更新されたらチーム全員に通知」 「新しい案件が登録されたら自動で担当者を割り当てる」 こういった自動化により、営業活動の抜け漏れを防ぎ、顧客対応のスピードを高めることができます。Excelでは手作業でチェックしていた部分が、monday CRMなら自動で回る仕組みに変わるのです。 余計な作業を減らせるので、営業担当者は本来の、“顧客と向き合う仕事”に集中できるようになります。 リアルタイム共有とモバイル対応 monday CRMなら、常に最新データをチーム全体でリアルタイムに共有できます。顧客情報の閲覧や編集、コメント、通知といったやり取りがすべてオンライン上で完結するため、誰かが更新した瞬間に、全員の画面にも反映されます。 さらに、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるので、外出先や移動中でも最新の顧客情報を確認・入力可能です。営業担当者が商談帰りにすぐ情報をアップデートできれば、チーム全体の連携もスムーズになり、結果的に顧客満足度の向上にも繋がります。 今すぐmonday.comを試してみる(14日間無料) 顧客管理をExcelで始めるのは決して間違いではありません。むしろ初期コストがかからず、すぐに取り組める点は大きなメリットです。 ただし、データが増えたりチームでの連携が必要になったりすると、入力の手間や情報の分散といった課題が目立つようになります。 その次のステップとして検討したいのがCRM(顧客管理システム)です。CRMは顧客との関係を深め、売上に繋がる仕組みをサポートしてくれるツール。操作も直感的でわかりやすく、導入後すぐに業務に活かせるものが多くあります。 CRMの中でもmonday.comは、顧客管理だけでなく、営業・プロジェクト進行・タスク管理まで一元化できるのが強みです。チームでの情報共有がスムーズになり、Excelでは難しかった“リアルタイムでの管理”を実現できます。 まずは、monday.comの無料トライアルで実際に触れてみることで、自社に合うかどうかを判断でき、導入へのハードルも下がります。顧客管理を「ただの記録」から「成果に繋がる仕組み」へ進化させたい方は、ぜひ一度試してみてください。 今すぐmonday.comを試してみる(14日間無料) 本記事は、タスク管理・プロジェクト管理のノウハウを発信する編集チームが執筆しています。
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CRMツールおすすめ10選を比較!選定のポイントも解説
顧客情報が部門ごとに分散していて、必要なときにすぐ探し出せない。 営業とマーケティングの連携が取れず、見込み客へのアプローチに一貫性がなくなってしまう。 こうした課題は、多くの企業が直面している悩みです。 顧客との関係性を強化し、組織全体の業務を効率化する手段として、今あらためて注目されているのが「CRM(顧客関係管理)」です。中でも、クラウド型のCRMツールは、営業支援やマーケティングの自動化、チーム間の情報共有を強力にサポートしてくれます。 本記事では、CRMの基本的な考え方から、おすすめのCRMツール10選までを詳しく解説。さらに、自社に合ったツールを選ぶためのポイントや、活用による具体的なメリットについてもわかりやすく紹介します。 今すぐmonday CMRを試してみる(14日間無料) 「CRM(Customer Relationship Management)」とは、日本語で「顧客関係管理」と訳される言葉です。簡単にいうと、企業が顧客との関係を構築・維持・強化するための仕組みや戦略のことを指します。 営業活動やカスタマーサポート、マーケティングにおいて、顧客情報は非常に重要な資産です。しかし、情報が部門ごとに分断されていたり、属人的な管理がされていたりすると、「誰が何を話したか分からない」「対応漏れが発生する」といった課題が生じやすくなります。 こうした問題を解消するために注目されているのが、CRMの活用です。特に近年は、クラウド型のCRMツールが普及し、誰でも簡単に導入できる環境が整いつつあります。 CRMは単なる「顧客名簿」ではなく、顧客の行動履歴や購買履歴、対応記録などを蓄積し、より深い関係構築に活かすための土台となるものです。 顧客と良好な関係を築くうえで、CRMツールは今や欠かせない存在となっています。 たとえば営業チームでは、見込み顧客のステータスを把握し、最適なタイミングでアプローチすることが重要です。一方、マーケティング部門では、過去の接点をもとに適切な施策を展開する必要があります。 CRMツールを使えば、情報をすべて一元管理でき、部署間のスムーズな連携が可能になります。また、属人化の防止にも役立ち、今後ますます重要になるしょう。 ここからは、おすすめのCRMツールを10種類ご紹介します。各ツールの特徴、主な機能、料金体系、どんなチームに向いているかなどをまとめていますので、自社に合うものを見つける参考にしてください。 1. monday CRM 月額料金:無料プランあり、有料プランは月額1,560円/ユーザー〜(年契約時) 主な機能:営業パイプライン管理、顧客管理、自動通知、見積書・請求書作成、分析ダッシュボード 向いているチーム:営業・マーケ・カスタマーサクセスの連携が必要なチーム メリット: ノーコードで柔軟なワークフロー構築が可能 業務プロセス全体を一気通貫で可視化 視覚的なUIで初心者にも扱いやすい 2.Zoho CRM 月額料金:無料プランあり、有料プランは月額1,680円/ユーザー〜 主な機能:見込み顧客管理、ワークフロー自動化、商談・案件管理、レポート作成 向いているチーム:中小企業、コストを抑えて導入したい企業 メリット: 豊富な機能が低価格で利用可能 Zoho製品との連携がスムーズ 3.HubSpot CRM 月額料金:無料プランが非常に充実。有料は月額96,000円〜(マーケ連携機能) 主な機能:コンタクト管理、商談トラッキング、メールテンプレート、マーケティングオートメーション 向いているチーム:マーケティングとの連携が必要な営業組織 メリット: 無料でも十分に実用レベル 洗練されたインターフェースで直感的に操作可能 4.Salesforce Sales Cloud 月額料金:月額3,000円/ユーザー〜(最小プラン) 主な機能:営業管理、顧客管理、AI予測、詳細な分析、柔軟なカスタマイズ 向いているチーム:中〜大企業、複数部門での本格導入を検討している企業 メリット: グローバルスタンダードの安心感 業務に応じた細やかな設定が可能 5.Freshsales CRM 月額料金:無料プランあり、有料プランは月額1,400円/ユーザー〜 主な機能:AI予測、リードスコアリング、パイプライン管理、メールトラッキング 向いているチーム:効率的に営業活動を行いたいチーム メリット: AIがリードの温度感を可視化 チャット・通話・メールが統合された営業ハブ 6. Zendesk Sell 月額料金:月額19ドル/ユーザー〜(基本プラン) 主な機能:営業パイプライン管理、メール・通話のトラッキング、カスタマーサポートとの連携 向いているチーム:営業とカスタマーサポートを横断してCRMを活用したいチーム メリット: Zendeskのサポートツールと連携でき、対応履歴の一元化が可能 シンプルで見やすいUIで導入しやすい 7.SugarCRM 月額料金:月額80ドル/ユーザー〜 主な機能:顧客管理、営業支援、ワークフロー自動化、高度なレポート機能 向いているチーム:柔軟なカスタマイズを求める中〜大規模チーム メリット: 自社独自の営業プロセスに合わせた柔軟な設計が可能 データ分析や予測機能が強力 8.Kintone 月額料金:月額1,000円/ユーザー〜 主な機能:顧客管理、案件進捗管理、タスク・コメント共有、カスタムアプリ作成 向いているチーム:中小企業、ノーコードで自社仕様にしたいチーム メリット: 業務に合わせて自由にアプリを設計可能 タスク・コメント・通知などでチーム連携もしやすい 9.Pipedrive CRM 月額料金:月額14ドル/ユーザー〜 主な機能:パイプライン管理、自動フォローアップ、売上予測、通話・メール追跡 向いているチーム:営業活動に特化したい中小チーム メリット: 直感的な操作で誰でも扱える 営業フローに特化した設計で、商談管理に強い 10.Keap 月額料金:月額249ドル〜 主な機能:顧客管理、マーケティングオートメーション、請求書・決済機能 向いているチーム:サービス業やオンラインビジネスを展開する中小企業 メリット: 顧客管理とメールマーケティングを一体化 フォーム作成や決済機能も内蔵されており、ECにも適応 CRMツールを導入すると、顧客対応や営業活動の質が大きく向上し、チーム全体の業務も効率化されます。ここでは、特に実感しやすい5つのメリットを詳しく見ていきましょう。 顧客管理を一元化し業務を効率化できる 顧客の連絡先や商談履歴、問い合わせ内容などが、Excelや個人のメモでバラバラに管理されていると、必要な情報を探すのに時間がかかり、対応ミスの原因にもなります。 CRMツールを使えば、こうした情報を一つの場所にまとめて管理でき、いつでも誰でもすぐに確認可能です。 営業、マーケティング、カスタマーサポートなど、複数の部門で同じ情報を共有することで、対応の重複や伝達ミスを防ぎ、業務全体の流れがスムーズになります。 売上予測や商談分析の精度がアップ CRMには、営業活動をもとに売上の見込みを数値で予測したり、商談の傾向を分析したりする機能が備わっています。 たとえば、「どの営業担当が、どんなアプローチで成果を出しているか」や、「どのタイミングで成約につながる可能性が高いか」といった情報をデータから可視化できます。 これにより、経験や勘に頼らず、データに基づいた戦略的な営業活動ができるようになるでしょう。 顧客対応のスピードと品質が向上 CRMには、過去の問い合わせ内容や対応履歴がすべて記録されているため、担当者が変わっても一貫した対応が可能です。 たとえば、以前のクレーム内容や購入履歴をすぐに確認できれば、同じ説明を繰り返す必要がなく、顧客もストレスを感じにくくなります。 結果として対応スピードが上がり、顧客満足度の向上につながります。対応漏れや二重対応といったミスも防ぎやすくなり、業務効率も改善されるでしょう。 情報の共有とナレッジの蓄積が進む 日々の営業活動や提案内容、成功した事例などをCRMに記録しておくことで、チーム内に自然とナレッジ(知見)が蓄積されていきます。 たとえば「この業界にはこういう提案が効果的だった」といった実践的なノウハウを、ほかのメンバーと共有可能です。 これにより、営業力の底上げや新人の早期戦力化にもつながります。チームで成果を出すための土台づくりとしてもCRMは有効です。 属人化を防ぎ、引き継ぎがスムーズに 業務が特定の担当者に依存していると、その人が休んだり退職したときに対応が止まってしまうリスクがあります。 CRMには顧客とのやりとりや営業活動の内容がすべて記録されているため、別の担当者でもすぐに状況を把握可能です。 誰が見ても分かる状態が保たれていれば、引き継ぎもスムーズに行えますし、継続的に高い品質で顧客対応ができるようになります。 今すぐmonday CMRを試してみる(14日間無料) CRMツールは数多くありますが、自社に合ったものを選ぶためには「何ができるか」だけでなく「どこまで柔軟に使えるか」も重要です。 ここでは、選定時に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。 業務に合わせてCRMを設計できる 会社によって営業のやり方や取り扱う商品・サービスはさまざまです。そのため、商談の進め方も少しずつ違ってきます。 CRMツールの中には、営業の進み具合を表す「ステージ名」や管理の流れを自由に変更できるものがあります。 こうした機能があれば、自社のやり方に合わせて使いやすく調整でき、無理のない運用が可能です。 ノーコードで操作できるタイプを選べば、ITに詳しくなくても簡単に設定できます。 定型業務を自動化できる 毎日のメール送信やフォローアップ、タスクの通知など、繰り返しの作業は自動化してしまうのが効率的です。 自動化機能があれば、営業担当は本来注力すべき顧客対応や商談に集中でき、チーム全体の生産性も上がります。 売上や進捗を見える化できる 営業活動の効果を正しく把握するには、売上の見込みや進捗をリアルタイムで確認できる機能が欠かせません。 グラフやダッシュボードで成果を可視化できるツールなら、マネージャーの意思決定や改善にも役立ちます。 よく使うツールと連携できる メールやカレンダー、チャット、サポートツールなど、すでに使っているツールとスムーズに連携できるかも確認しましょう。 CRMと他のシステムが連携していれば、手入力の手間が減り、情報の行き違いも防げます。 無理なく使い続けられるかどうかも重要 どれだけ高機能でも、操作が難しかったり設定が複雑だと使い続けるのが大変です。UIがシンプルで、サポートが充実しているかどうかも選定時のポイントになります。 最初は無料トライアルを試し、現場で無理なく使えるかを確認すると安心です。 本記事では、CRMツールの基本や選び方、そしておすすめツール10選をご紹介してきました。なかでも、業務の効率化や部門間の連携を重視する企業に特におすすめなのが、monday CRMです。 monday CRMは、ノーコードで柔軟に設定できるのが特長。営業プロセスや顧客管理の内容を、自社の業務に合わせて自由にカスタマイズできます。マーケティングやカスタマーサクセスとの連携もスムーズで、リード獲得から契約、請求までの流れを1つのプラットフォーム上で一元管理できます。 さらに、期日が近づいたタスクの自動通知や、チーム全体の状況をひと目で確認できるダッシュボードなど、日々の営業活動を支える機能も充実。マネージャーにとっても、進捗管理や売上予測に強い味方となります。 また、monday CRMは、レビューサイト「G2」で5点満点中4.6という高い評価を獲得しています。導入の手軽さと、誰でもすぐに使いこなせるシンプルな操作性が、多くのユーザーから選ばれている理由です。 わからないことがあっても、専任のサポートチームがすぐに対応可能です。 「ツール選びで迷っている」「使いやすさと業務の広がり、両方を求めたい」という方は、ぜひ一度monday CRMの14日間の無料トライアルを試してみてください。 今すぐmonday CMRを試してみる(14日間無料) 著者:monday.com ブログ編集部 本記事は、タスク管理・プロジェクト管理のハウハウを発信する編集チームが執筆しています。
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小規模ビジネスに最適な CRM の選び方
小規模ビジネスでは CRM はまだ必要ないだろう、と考えていませんか?CRM と聞くと大企業や急速に成長しているスタートアップのみが使用しているとよく誤解されがちですが、決してそんなことはありません。 小規模企業の経営者や従業員の方は、これまで成長を促進するためにさまざまな課題に対処するためのソリューションを探してこられたことでしょう。 CRM は煩雑な作業を排除し、顧客との信頼関係を構築するのに役立つツールです。このブログでは、CRM ツールの概要と、それがビジネスやチームワークでどう役立つのかについて解説します。その中で、小規模企業向けの最適なソリューションとしてmonday sales CRM も一部ご紹介しますのでぜひ続きをお読みください(無料プランもありますよ!)。 monday sales CRM をはじめる CRM とは customer relationship management(顧客関係管理)のことです。ここでは顧客のデータを一元的な場所に保存して整理し、個々の顧客を追跡できるようにするソフトウェアを指します。 CRM プラットフォームを使用すると、顧客に連絡する前にこれまでのやり取りをすべて表示して状況を確認できるため、個々のニーズや経緯を確認した上でそれぞれの顧客とやり取りし、より良い顧客体験を提供できるようになります。 小規模ビジネスにとっての CRM の役割 小規模企業でももちろん、CRM を活用して業務効率化を図ることができます。 「一度ネガティブな経験をしたらその企業との取引を止める」と考える顧客が76%いることを考慮すると、優れた顧客サービスを提供することはあらゆる規模の企業にとって最優先事項です。そのため、CRM システムを導入しているかどうかが小規模ビジネスの業績を左右する場合だってありえます。 CRM の導入によりビジネスを効率化できますが、そのためには正しく使用する必要があります。一部の企業は、リードの管理と獲得、または販売に焦点を絞りすぎていて、小規模ビジネス向けの CRM の多面性や、CRM が顧客データと顧客とのやり取りを確認するためのプラットフォームとして機能する点を見落としていることがあります。 CRMを使用すると、ビジネスのデータを追跡し、顧客体験を包括的にパーソナライズしやすくなるため、その過程の売上、収益、顧客ロイヤルティが向上します。 理想的な CRM ソフトウェアは、単に売上を追跡するだけではなく、マーケティングチームとカスタマーサービスチームを営業チームと結び付け、顧客の体験を全体的に把握するものでなければなりません。monday sales CRM なら、サードパーティシステムの統合とシームレスに連携して全体的に管理する独自の営業パイプライン管理ソフトを構築することができます。 数多くある CRM の中から、自社のビジネスに最適な CRM を判断するのは難しいかもしれません。以下で小規模企業におすすめの CRM を5つご紹介しますので、欲しい機能が揃っているかどうかを見ていきましょう。 料金:年間プランではユーザー3名の場合、月々3,900円〜 monday sales CRM は、プロジェクトを整理して顧客を追跡するための使いやすいインターフェースが特徴で、ボードも無制限に作成できます。顧客とのコミュニケーションはもちろん、顧客データの視覚化および分析機能もあり、ダッシュボードとテンプレートを使用して日々の業務をシンプルに整理できます。拡張性の高い monday sales CRM を使用することで、社内のワークフローの効率化につながります。 メリット: ずっと無料のプランもあり ニーズに合わせて柔軟にカスタマイズ可能 テンプレートを使用して簡単かつ即座に開始 独自の自動化システムを構築 実質上習得にかかる時間がないため使いやすい デメリット: 一部の機能は上位プランでのみ利用可能 自動化 / 統合の制限があり、欲しい機能に応じてプランのアップグレードが必要 料金:1ユーザーあたり14〜99ドル Pipedrive は、視覚的に優れた営業パイプラインに重点を置きたい小規模ビジネス向けの CRM ソリューションです。重要なタスクに迅速に対応するためのドラッグ&ドロップ機能や、既存のシステムを合理化し、プロセスを最適化するためのカスタマイズ可能なパイプラインとフィールドを備えています。また、モバイルアプリもあり、どこからでも顧客やチームメンバーと簡単に連携できます。 メリット: 便利なモバイル CRM アプリ 24時間年中無休のメールとチャットサポート シンプルかつ視覚的なユーザーインターフェース デメリット: 社内メールプラットフォームなし 価格の割に機能が限られている 無料プランなし 料金:1ユーザーあたり25ドル Salesforce は言わずと知れた人気の CRM ツールで、あらゆる規模のビジネスにコスト効率の高いプラットフォームを提供しています。より高度な CRM オプションを必要とするユーザーのために、営業、マーケティング、カスタマーサービスチーム向けに特別に設計したさまざまなソリューションが用意されています。 メリット: Salesforce の技術スタッフによる問い合わせ対応 外出先でも接続できる優れたモバイルアプリ どこからでも利用可能なクラウドベースのプラットフォーム デメリット: 無料プランがなく、最低料金の設定も高め 他の CRM よりも習得が難しい 設定と導入に時間がかかる場合がある 料金:ユーザーあたり12〜45ドル Zoho の CRM プラットフォームはリード獲得、販売促進、パフォーマンスの正確な測定などに役立ちます。AI 搭載アシスタントの Zia が、リードや案件の予測、コンバージョンを達成するであろう見込み客の特定、大規模な営業チームに対して営業方法の指導をサポートしてくれます。また Zoho は、競争的でありながらもフレンドリーな販売環境を培う「トロフィー」機能を搭載しているため、リモートで稼働するスタッフにとっても魅力的な選択肢となっています。 メリット: 無料プランあり CRM 内で会議やプレゼンテーションを実施可能 リモートスタッフ用アラートを設定 デメリット: AI 搭載アシスタントはより高額なエンタープライズプランでのみ利用可能 営業時間外のカスタマーサポートは有料 特定の機能には1日あたりの利用制限あり 料金:1ユーザーあたり15〜69ドル FreshSales の CRM ソフトウェアは、顧客コミュニケーションを強化するためのさまざまなツールを提供しています。AI アシスタントの Freddy が、ビジネスの過去の販売データ、活動、エンゲージメントを分析し、顧客ベースのインサイト取得をサポートします。さらに、90か国以上で購入できるフリーダイヤルの市内番号が搭載された VoIP 電話サービスが含まれているため、どのデバイスからも通話が可能です。 メリット: VoIP 電話サービスを標準搭載 最長21日間の無料トライアルを提供 永久無料プランあり デメリット: 多くの機能はより高額なプランで利用可能 ファイルストレージの制限あり 搭載された VoIP にはクラウドベースの通話管理ツールなし CRM ソフトウェアを導入すると、生産コストの削減、収益の向上、市場シェアの拡大など、さまざまな面で企業の競争力を高めることができます。 ビジネスの目標は多岐にわたるため、不要な機能やまとまりのないツールを使用して従業員のパフォーマンスを低下させないようにすることが重要です。 monday sales CRM を使用してカスタム CRM ソリューションを構築すると、すべてのツールを1つのインターフェースに統合できます。チームで1つのツールを共同で使用することで業務を効率化し、お客様にもより良い体験を提供することができるようになります。 CRM を導入するメリット: 企業全体で信頼できる、唯一の情報源として機能:従業員は日々さまざまなツールで情報を受発信していますが、この作業が非効率だと時間を浪費することになってしまいます。CRM を使用すると、必要なものすべてを1つのプラットフォームに統合して、いつもそこを見れば正確な情報が得られるようになります。 より優れたデータとレポートの取得:CRM は、すべての売上と顧客データを簡単にアクセスできるダッシュボードに集約します。自社のニーズに合わせて CRM をカスタマイズすることで、システムの一部であるボードから、リード・連絡先管理、営業パイプラインに至るまで、あらゆる顧客データを集約したセールスダッシュボードを設定し、チームにパフォーマンスのインサイトを即時に提供できます。 効率と生産性の向上:一元化された正確なデータを得ることで、チームは短時間でより多くのことを達成できるようになります。また、ワークフロー自動化機能を利用して効率と生産性を向上させることもできます。 事業費の削減:これは一番目に見えやすいメリットかもしれません。チームがより効率的に作業をすると、ビジネスにおける経費はもちろん削減されます。より早く案件を成立させ、より多くの収益を生み出すことで、ビジネスを成長させる余裕が生まれます。 より良い顧客体験の提供:営業、マーケティング、カスタマーサービスチームがより団結し、効率性と生産性を高めると、顧客はチームからより良い体験を得ることができるため、顧客ロイヤルティの向上につながります。 CRM を導入する際には、まず以下の基本的な機能が搭載されていることを確認しておきましょう。 連絡先管理 営業の自動化 リード管理 ビジネスインテリジェンスとレポート 社内外コミュニケーションの一元管理 また、これらに加えて小規模ビジネスの運営に役立つおすすめ CRM 機能4つをご紹介します(これらの機能はすべて monday sales CRM に搭載されています)。 1. ツールの統合 社内のあらゆるデータを一元化するハブを作成するには、使用している他のツールをすべて CRM プラットフォームに組み込む必要があります。CRM の統合機能が充実していれば、すべてを単一の CRM アプリケーション内に集約できるため、PC 上でウィンドウをいくつも開いて移動する時間の節約につながります。 monday sales CRM を使用すると、たとえば CRM と Gmail を統合するなどして、CRM と外部ツールの間でワークフローやマーケティング関連の自動化を設定することができます。 monday sales CRM に接続可能な外部ツールは次のとおりです: コミュニケーションツール:Slack、Outlook、Microsoft Teams など 営業ツール:Salesforce、Shopify、Pipedrive など マーケティング / SNS ツール:MailChimp、Hubspot、Facebook 広告など プロジェクト管理ツール:Asana、Trello、Toggl など ファイル共有ツール:Dropbox、Google ドライブ、Box.com など また、クリエイティブなデザインプロセス、ソフトウェア開発などの統合機能もあります。ニーズに応じて、これらの統合を使用して単一のアプリケーションで作業を行うか、古い CRM または営業管理ソフトウェアから履歴データをインポートするために使用することもできます。 2. ワークフローの自動化 ワークフロー自動化は、小規模ビジネスにとって効率的な CRM の中核をなす機能です。 手間のかかる手動タスクを自動化することで、チームは手動タスクに費やしていた時間から解放され、収益を生み出す作業に集中できるようになります。そこで空いた時間をより顧客へのサービスに当てられるようになるため、情報の検索、同僚とのフォローアップ、その他の時間の浪費を削減することにもつながります。 営業、マーケティング、カスタマーサポートチームにメリットをもたらすワークフロー自動化の例をいくつかご紹介します: 企業が新規リードを獲得したら営業担当者に通知 進行中のアクティビティに関する定期的なタスクのリマインダーを設定 一定の期間が経過した後にフォローアップのリマインダーを作成 新しい見込み客にウェルカムメールを送信 特定の日付のアイテムステータスを更新 各プロスペクトと顧客にアプローチするための自動化設定(例:Spotio の AutoPlays を使用するなど) 統合した他のツール経由でこれらの自動化を設定することもできます。たとえば、Slack や Gmail から通知またはフォローアップを送信できます。 3. コミュニケーションのパーソナライズ 優れた CRM とは、単にリード管理を行うだけのシステムではありません。期間を問わず、企業と顧客の間でよりパーソナライズしたコミュニケーションを実現する必要があります。 連絡先管理の機能性が高ければ、顧客とビジネスのやり取りが時系列で記録されます。これには、ユーザー名と連絡先情報、希望する連絡方法、企業での最後のやり取りが含まれます。 顧客関係を綿密に追跡すると、すべての顧客にシームレスな体験を提供しやすくなります。営業、マーケティング、カスタマーサービスといった部門にかかわらず、これまで顧客と話したことがないメンバーでも前回のやり取りを正確に理解することができます。 monday sales CRM をはじめる 4. パイプライン管理 どのようなビジネスであっても、営業プロセスを視覚化して、見込み客が購入に至るプロセスのどこにいるのか、そこにはいつ到達したのか、そこでどれくらいの時間を費やしているのかを正確に把握できるプラットフォームが必要です。 この情報をもとにして、顧客の追跡、営業担当者への通知の自動化、フォローアップやカスタマーサポートのコミュニケーションをカスタマイズすることができます。 ここからは、小規模ビジネスの成長に役立つ CRM ツールを選ぶ際に譲れないポイントを解説します。例として、必須の CRM 機能をすべて活用していただけるよう設計された monday sales CRM には次のような機能が備わっています。 自由にカスタマイズ可能:まず欠かせないのが、CRM をビジネスプロセスに一致するようカスタマイズできる機能です。CRM の仕様に合わせてプロセスを変える必要はありません。優れた CRM ソリューションを使用することで、営業活動、マーケティングキャンペーン、顧客体験など、あらゆるものを各ビジネスに適した方法で管理することができます。monday sales CRM は、技術的なノウハウがなくても、案件ステージの編集、必要なカラム数の追加、複数のパイプラインの一元管理など、要件に合わせて簡単にカスタマイズすることができます。 習得しやすい:何週間もかけて新しいツールを習得したい人は誰もいません。適切な CRM は習得にかかる時間が短いため、社内でより早く浸透させることができます。 柔軟性・適応性:より多くのリードと売上を管理したい、パイプライン全体を更新したいなどさまざまなニーズがある中で、ビジネスの特徴にスムーズに適応してくれる CRM はやはり使いやすいものです。たとえば、セールスファネルを作成する際に営業書類を追跡したい場合があるかもしれませんが、monday sales CRM では以下のようなドキュメントトラッカーを簡単に構築し、すぐに CRM システムに統合できます。また、monday workdocs を使用して、ライブダッシュボードやボードなどを組み込んだ独自のドキュメントを作成することもできます。 スムーズな連携:チーム間でシンプルにコミュニケーションができるのも優れた CRM の特徴です。メンバー同士がうまく連携できるため、より良い顧客体験の提供にもつながります。また、外部ツールとも連携しやすいので、すべてのデータを1か所で便利に管理できます。 クラウドベース:クラウドベースの CRM ならどこからでもデータにアクセスできます。データベースにリードや顧客を追加していった結果、ストレージが容量不足になるという心配もありません。 monday sales CRM には、あらゆるビジネスが効果的に作業するために必要となる適切なツールが揃っています。ビジネスのないように応じて欲しい機能は多岐にわたるため、monday sales CRM のように完全にカスタマイズ可能な CRM をご利用いただくことで、使いやすさを犠牲にすることなく必要な機能を導入できます。 monday sales CRM の機能は、あらゆる業界の小規模ビジネスでご利用いただけます。このセクションでは、カスタマイズを行う際に含めておきたい便利な機能について解説します。 コミュニケーションの一元管理 monday sales CRM では、1つの総合的なプラットフォームを通じてすべてのチームがクライアントとコミュニケーションを取ることができます。そのため、サービスチームが顧客の問い合わせに対応している場合、また営業チームがリードのフォローアップをしている場合など、部門や担当者が異なる場合もやり取りを1か所で簡単に追跡し、個々のお客様の状況を正確に把握することができます。 カスタマイズ可能なダッシュボードでインサイトを取得 業務におけるパフォーマンスを一箇所で俯瞰して確認できる場所、それがダッシュボードです。monday sales CRM ではダッシュボードの表示項目もすべてカスタマイズが可能。予測収益、リアルタイムの案件更新を可視化し、チームのパフォーマンスが企業の目標達成にどのように関連しているかを確認できます。 高度なデータ管理 monday sales CRM では、Excel シートや API といった外部ソースからの既存のデータを統合することができます。monday sales CRM を使用すると、重複データを排除し、リード獲得から収集したデータを自動的に入力できるようになるため、複数のシートやアプリの分類にかかる時間の削減につながります。 自動化の力を活用 monday sales CRM で独自にカスタマイズした自動化を作成して、手動のタスクにかかる時間を削減することができます。新しいメールの開封・受信時やリードがパイプラインを通過したとき、またはタイムラインやマイルストーンに基づいてリマインダーを設定したときなどに、お好みのアクションをトリガーすることができます。 適切な CRM ソフトウェアは、小規模ビジネスの運営と存続に大きな影響を与えます。経費を最小限に抑えながら売上と収益を伸ばすことができるほか、何よりも顧客と従業員の双方がより働きやすい環境で共同作業を行えるようになります。 monday sales CRM プラットフォームを使用してカスタムソリューションを構築することで、ビジネスと顧客のニーズをより良い形で満たすことができます。ツールの統合、ワークフローの自動化、パーソナライズされたコミュニケーションを1つのインターフェースで使用できるといった便利な CRM 機能を活用して、営業プロセス全体に合わせたカスタマイズも自由自在に行えます。 無料トライアルはクレジットカード不要でご利用いただけます。CRM の料金プランページをご覧いただき、さっそく小規模ビジネス向けのシンプルな CRM を構築していきましょう。 小規模ビジネス向け CRM の選び方は? 小規模ビジネスに最適な CRM を選ぶために、まず自社のニーズをしっかりと把握しましょう。その上で予算を確認し、他のツールとの統合といった機能面での優先順位をもとにさまざまなソリューションを調査します。使ってみたいものが見つかったら、無料プランまたは無料トライアルを利用してテストしてみましょう。 小規模ビジネス向け CRM の価格帯は? 小規模ビジネス向け CRM の価格は、選択する CRM と必要な機能によって大きく異なります。CRM によっては永久に無料のプランを提供しているところもありますが、無料トライアルのみを提供している場合も多くみられます。ユーザー人数ごとの課金が一般的で、相場としてはユーザー1人あたり1,500円~などから利用できます。 CRM は小規模ビジネスに役立ちますか? はい。CRM は、顧客とのやり取りの追跡、顧客データの管理、マーケティングや営業戦略の改善をサポートしてくれる便利なツールです。さらに、プロセスの効率化、カスタマーサービスの向上、より良い顧客関係の構築にもつながります。 { "@context": "https:\/\/schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [ { "@type": "Question", "name": 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