お客様の声：TodayTix Group

TodayTix 社が monday.com Work OS を利用して、いかにしてデジタル革新的マインドセットで社内プロセスを変革したか

TodayTix のご紹介

TodayTix 社は、ソンドハイムからシェイクスピアまで、あらゆる演劇のライブショーを扱うグローバルなチケット販売プラットフォームです。

「TodayTix は2013年に、ボックスオフィスで長い行列に並ぶことなく、どこからでも数秒でチケットを入手できるモバイルアプリとして発売されました」と、グローバルプランニングディレクターのコートニー・キングは述べています。

ブロードウェイの2人のプロデューサーが、演劇をもっと身近で手頃なものにすることをミッションとして、このアプリを作りました。モバイルチケットの販売により、ライブシアター業界は瞬く間に変革を遂げ、より広く、より主要な観客をステージに引きつけることに成功しました。

「私たちは、ハミルトンの公演初期を含め、私たちの特徴であるデジタルくじやモバイル・ラッシュを使って、劇場のチケットを買うという煩わしさをなくし、公演が行われる会場にいる人たち全員が楽しめるように設計しました」とコートニー。

TodayTix はその後、TodayTix Group（TTG）と改名し、志を同じくするブランドと販売パートナーのポートフォリオに拡大し、共に劇場と観客との懸け橋としての地位を向上させています。

TodayTix グループは現在、15,000以上のショーパートナーと新しい観客を結びつけ、ロンドン、ニューヨーク、トロント、シドニーなど世界の主要都市で数百万枚のチケットを販売しています。

課題

2020年、パンデミックによりライブ劇場は完全に休止。TodayTix グループは、再開後、劇場をより利用しやすくするためのコミットメントを深めることに時間をかけました。

「ポートフォリオ企業として急成長するにつれ、関与すべきステークホルダーが増え、把握すべきブランドが増え、異なるタイムゾーンの人々が増え、全体的に複雑になってきました」とコートニーは言います。

そこでコートニーはチームを編成し、ホワイトボードに各ステージとステークホルダーをマッピングして、自分たちのワークフローを率直に見直すことにしました。「この過程で、私たちは社内のプロセスが古くなっていることに気づきました。以前はうまくいっていたことが、もう役に立たなくなっていたのです」

TodayTix グループの社員、外部パートナー、ブランドの増加に伴い、調整やコミュニケーションがますます複雑になってきていました。
-オーナーシップが不明確なため、説明責任を果たせない
-チーム間で異なる複数のソースが存在するため、重複作業や不正確な情報が発生する
-マニュアル作業の繰り返しにより、時間とリソースが非効率的になる
-データの可視性が低いため、情報のサイロ化や追跡が困難となる

その時、チームは気づきました。演劇業界に革新をもたらしたアクセス性と効率重視の考え方は、社内プロセスの変革にも役立つと。「私たちは、ユーザーが抱える時間、複雑さ、コストの障壁を取り除くことができました」とコートニーは説明します。そして今、私たちは自分たち自身を同じように『スター扱い』する必要があったのです」

解決策

なぜ、monday.com なのか

コートニーは新しいプラットフォームを探す際、まず既存の技術仕様を確認し、すでに手持ちのスターがいればと望みを抱きました。そして、各プラットフォームを会社の価値観に照らして評価しました。

透明性：コラボレーション、信頼、より正確な仕事を促進する
柔軟性：機会があれば、積極的に活用する
拡張性：再現性の高いワークフローによる強固な基盤作り
単一の情報源：最新の情報に基づいて全員が業務を遂行できるようにする
絶え間ない進化：ワークフローを利用する人の声に耳を傾け、ビジネスやチームのニーズに応える

「それぞれのプラットフォームを私たちの価値観と照らし合わせてみると、monday.com はまさにぴったりだったのです」とコートニーは言います。

TTG は、monday.com で社内プロセスの改革に着手しました。主な焦点の1つは、キャンペーンの立ち上げ方法でした。これは、オペレーション、マーチャンダイズ、プロダクト、技術、財務、クリエイティブ、PR、そしてさまざまなブランドの外部パートナーなど、複数のステークホルダーを調整することを意味しました。

すべてのピッチ提案を効率化

TTG が毎年行っている最大のキャンペーンの一つがロンドン・シアター・ウィークで、この期間中、ウエストエンドをはじめとする40以上の人気のショーで割引チケットが販売されます。TodayTix Group の目標は、できるだけ多くのショーと提携し、できるだけ多くのチケットを販売することで、すべての人のための席を見つけるというミッションを推進することです。

「ロンドン・シアター・ウィークは、私たちが毎年行っている最も大きなキャンペーンの一つです。劇団員全員の協力とコミュニケーションが必要です」とコートニーは説明します。

これまでキャンペーンのキックオフには、パートナーシップチームがピッチを集め、ロンドンオフィスの実際のホワイトボードに記録していました。しかし、グローバルチームやリモートチームが増えるにつれ、それではうまくいかなくなったのです。

そこでチームは、monday.com に世界中からアクセスできるピッチボードを作成しました。このボードには、参加公演や対談の状況など、ホワイトボードを使った当初の手法で必要だった情報に加え、他のチームが使えるように公演のポスターや宣伝用の写真を保存するファイル欄も設けました。

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ピッチボードには、数値カラムと日付カラムがあり、公演のプロモーションや発売日を記録し、チケット販売チームのワークフローを自動的にスタートさせることができるため、チームをスケジュール通りに動かすことができます。

TTG のピッチボードは簡単に共有できるため、社内のステークホルダーはもちろん、PR 代理店などの外部パートナーも、各ピッチの関係者と状況を即座に把握することができます。

アンサンブル全体をつなぐコネクティングツール

従来は「お問い合わせメール」で管理していた TTG への仕事依頼も、パートナーなら誰でも送信できるようにしました。その際、受信箱の管理や関係者への転送など、面倒な作業を担当するチームメンバーを配置しました。

TTG は、すべてのリクエストに対して monday.com のフォームをウェブサイトに埋め込むことで、このプロセスを簡素化しました。依頼者が選択したカテゴリに基づいて、適切なチームに Slack で自動的に通知されます。この通知には、依頼者の連絡先、ドロップダウンメニューから選択したトピック、メッセージ、monday.com のアイテムへのリンクなど、すべての適切なコンテキストが含まれています。

「技術系企業の演劇関係者として、うまくコーディングできたと思えることはあまりありません。monday.com は、インバウンドピッチのプロセス全体を本当に簡単にセットアップしてくれました」とコートニーは言います。

クリエイティブアセット制作を強力にサポート

地域のマーチャンダイジングチームとグローバルなクリエイティブスタジオの連携を図るため、コートニーはクリエイティブリクエストボードを一元化し、リクエストのステータスからオーナー、ターゲット市場まで、すべてを記録するようにしました。クリエイティブリクエストボードは、マネージャーがパイプラインの中で最も重要な仕事にスポットライトを当てるのに役立ちます。「ビジネスチャンスの規模に応じて、優先順位を判断することができます」とコートニーは言います。

マネージャーは、アセットごとにカテゴリー、市場、時間を把握し、今後のリソース配分に役立てています。「採用ロードマップを検討する際、このレポートを見て、どのようなスキルセットを増やす必要があるかを判断するのはとても簡単です」

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一丸となってフィードバックラウンドを加速化

「このボードは、ハイレベルなステークホルダーのための貴重なツールであるだけでなく、クリエイティブチームも自分たちの仕事を追跡するために日々使用しているため、私たちにとって非常に強力な存在です」とコートニーは言います。すべての状況を把握するために、クリエイティブアセットファイルをクリエイティブリクエストボードにアップロードします。そこから、明確に定義されたバージョンでリアルタイムにファイルを確認し、参照や注釈を加えます。

「注釈やバージョン管理機能を使えば、グローバルチームであっても、広告をプリントアウトして一緒にテーブルを囲むような状態を再現できます」とコートニー。このような自然なコミュニケーションスタイルにより、チームはフィードバックのループを短縮し、アセットをより早く完成させることができるようになりました。

コーダーに彼らの働き方に合わせた仕事をさせる

TodayTix グループはほとんど自社内で業務を行っていますが、時折、外部のベンダーと提携することがあります。このボードには複数のビューが用意されているため、外部パートナーは必要なビジュアルを選択して作業を行うことができます。また、このような柔軟性があるため、情報を複製したり、社内で好みのデータ表示を変更したりする必要がありません。

例えば、TTG の共有コーディングプロジェクトボードは、外部のコーダーとシームレスに作業するのに役立っています。コーダーは従来のソフトウェア開発プラットフォームから、かんばんに馴染みがあるかもしれないので、コートニーはボードにかんばんビューオプションを追加しました。コーダーがかんばんで作業している間、チームはデータをチャートとして見ることができ、それぞれが同じライブデータを見ることができます。

また、コーディングプロジェクトボードは、クリエイティブリクエストボードに自動的に接続されます。誰かがクリエイティブリクエストにコーディングリソースが必要だと指摘すると、そのリクエストはコーディングプロジェクトボードに入力され、コーダーが必要とする正確な情報が表示されます。

全ブランドにおける予算報告の一元化

「新規のポートフォリオ企業である我々は、複数のブランドを個別に追跡すると同時に、それらを集約したデータで報告する必要があるという新しい課題を発見しました」とコートニー。例えば、財務部門は TodayTix グループ全体のフリーランスライターの予算を把握する必要があります。monday.com を使う前は、各ブランドから予算を手作業で集めて追加するのに時間がかかっていました。

現在では、1つのボードで各コンテンツカレンダーから更新された予算レポートを自動的に取得し、1つの場所に統合しています。財務チームは、面倒な余分な作業をすることなく、迅速かつ簡単に支出を監視することができます。

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データをつなげて、よりシャープな意思決定を

マーケティング部門は、進捗状況を追跡、分析し、他のTTG のステークホルダーや上級管理職と共有する方法を必要としています。カスタマイズ可能なダッシュボードは、全社的な透明性を実現します。「ハイレベルなダッシュボードは、プロジェクトをオーダーメイドで見ることができ、キャンペーンの全体像を把握することができます」と、コートニーは説明します。

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例えば、ロンドン・シアター・ウィークのダッシュボードを活用して、マーケティング計画全体の全体像を把握することができます。カスタマイズ可能な各ウィジェットは、データに基づいた意思決定に役立っています。
- バッテリーウィジェットで、参加が確定している公演と、まだ交渉中の公演を可視化。ロンドン・シアター・ウィークへのカウントダウン・クロックを見ながら、仕事のスピードと緊急性を調整できる。
- ワークロード・バブルが各チームメンバーの仕事量を表示。これは、マネージャーが責任を委譲し、リソースを効率的に配分するのに役立つ。
- クリエイティブリクエストボードのフィルタービューでは、ロンドン・シアター・ウィーク関連のアセットのみが表示。このズームインビューにより、チームは重複作業を避けることができ、マネージャーはどのクリエイティブアセットの詳細とステータスもすぐにクリックで確認することが可能。
- キャンペーンサマリーを見ながら、すべての取り組みが設定した KPI に合致しているかどうかを確認する。

キャンペーンのフィードバックをアクションにつなげる

キャンペーンごとに課題や学びがあるため、 TodayTix グループはそのフィードバックを集めて改善を続けるようにしています。そのため、TodayTix グループでは、キャンペーンごとにステークホルダーにフィードバック・フォームを送付しています。そこには、概要の品質から効率のレベルまで、あらゆることが網羅されています。

この結果は、1つの回帰ボードに直接表示され、マネージャーはどのプロセスに最も注意を払い、最適化する必要があるかを簡単に確認することができます。「チームリーダーは、調査結果をフィルターにかけ、それに応じてチームの作業計画を調整することができます。キャンペーン後にアンケートを実施することで、よりデータを重視した意思決定ができるようになりました」とコートニーは説明します。

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ワークフローを最適化してから最初の数カ月で、TTG はこれらの自動化、統合、接続ボードを追加で実装することにより、monday.com の ROI を6倍から15倍に増加させました。TTG は、TodayTix グループがすべての人のための席を見つけるというミッションのもと業界にもたらしたのと同じ革新的な考え方をワークフローに適用することで、社内プロセスを変革することができたのです。